注文住宅の内装をおしゃれに|テイスト別の色合わせと照明計画

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注文住宅の内装をおしゃれに|テイスト別の色合わせと照明計画

内装は外観と違って後から手を入れやすい部分もありますが、床や建具、造作は一度決めると長く付き合うことになります。「なんとなく好き」を寄せ集めるとまとまりを欠きやすいのが内装の難しさです。ここではテイストの整理から、床・壁・建具の色合わせ、照明計画まで、おしゃれに見せるための具体的な考え方をまとめます。

目次

まず内装のテイストを一つ決める

内装で失敗する原因の多くは、テイストを決めないまま部屋ごとに好みを足してしまうことにあります。家全体で軸となるテイストを一つ決め、その範囲で変化をつけると統一感が生まれます。

テイスト 床の色 壁の傾向 素材感 雰囲気
ナチュラル 明るめの無垢・木目 白・オフホワイト 木・リネン・綿 柔らかく温かい
北欧 明るめの木目 白+差し色 木・ファブリック 明るく軽やか
モダン グレージュ・濃色 白・グレー 石・金属・ガラス シャープで都会的
インダストリアル 濃いめの木目・モルタル調 グレー・黒・コンクリート調 鉄・古材・レンガ 無骨でラフ
和モダン 濃いめの木・畳 生成り・グレージュ 木・和紙・塗り壁 落ち着きと品

テイストは外観とそろえると家全体に一貫性が出ます。外観から決めたい場合は外観デザインの記事とあわせて方向性を固めると、内外でちぐはぐにならずに済みます。

床・壁・建具の色合わせ

内装の配色は、面積の大きい順に「床→壁→建具・造作」と決めていくと整理しやすくなります。基本は床と建具のトーンをそろえること。この二つの木色が揃っているだけで、空間はぐっとまとまって見えます。

色数は三色までに絞る

空間で使う色は、外観と同じく三色までを目安にすると破綻しにくくなります。配分の目安は次のとおりです。

  • ベースカラー(約70%):床・壁・天井など面積の大きい部分。白やベージュ、木色など
  • アソートカラー(約25%):建具や家具、カーテンなど。ベースを補う中間色
  • アクセントカラー(約5%):クッションや小物、一面だけのアクセントクロスなど

木色は「明るい・中間・濃い」のどれかに寄せる

床・建具・家具の木色がバラバラだと、それだけで雑然とした印象になります。明るい木、中間の木、濃い木のいずれかにトーンを寄せると統一感が出ます。どうしても違う木色を混ぜたい場合は、面積を小さく抑えるか、あえて対比として効かせると意図が伝わります。

アクセントクロスは「一室一面」が基本

色や柄のあるクロスを使う場合、貼るのは一部屋につき一面までに留めると効果的です。テレビ背面や寝室のヘッドボード側など、視線が集まる面に限定すると、空間が締まって見えます。

照明計画で空間の質が決まる

内装の仕上がりは、照明計画で大きく差がつきます。一室一灯のシーリングライトで全体を均一に照らすより、複数の小さな光を分散させる多灯分散のほうが、陰影が生まれて空間に奥行きが出ます。

光の色温度をそろえる

くつろぐ空間は電球色(オレンジ寄り)、手元の作業が多いキッチンや書斎は温白色〜昼白色が向きます。同じ空間で色温度が混ざると落ち着かないため、つながった空間では色温度をそろえるのが基本です。

間接照明で壁や天井を照らす

光源そのものを見せず、壁や天井に光を当てて反射させると、柔らかく上質な明るさになります。テレビ背面、天井の折り上げ、階段の足元などは間接照明が効きやすい場所です。

調光・調色を仕込んでおく

リビングや寝室は調光対応にしておくと、時間帯や気分で明るさを変えられます。新築時に配線とスイッチを用意しておけば、後から悩む手間が省けます。

まとまって見せる仕上げのコツ

  • 巾木・枠を目立たせない:巾木やドア枠を壁と同色や細身にすると、空間がすっきり見える
  • 生活感を隠す収納を設ける:家電や配線、日用品をしまえる造作収納があると、空間が散らからない。家事のしやすさは共働き家族の間取りの記事も参考になる
  • 建具は引き戸も検討する:開け放してもデッドスペースが出ず、空間をつなげて広く見せられる
  • 窓まわりを計画に入れる:カーテンかブラインドか、レールを見せるか隠すかで印象が変わる
  • 間取りと一緒に考える:内装は間取りと切り離せない。動線や採光は間取りの決め方の記事とあわせて検討する

仕上がりのイメージがつかみにくいときは、完成した空間を見るのが一番です。施工事例の記事で、色合わせや照明の実例を確認してみてください。

素材の質感で奥行きを出す

色だけでなく、素材の質感を意識すると内装に深みが生まれます。同じ白でも、ツルッとしたクロスと凹凸のある塗り壁では受ける印象が違います。フラットな面ばかりで構成すると平板に見えやすいため、一部に質感のある素材を取り入れると、光が当たったときに陰影が出て空間が豊かになります。

取り入れやすいのは、テレビ背面のエコカラットや石材調パネル、キッチン腰壁のタイル、梁を見せる部分への木材などです。面積を絞って一か所に効かせると、コストを抑えながらも印象的なポイントになります。逆に質感のある素材を多用すると落ち着かなくなるため、主役は一つに絞るのが基本です。

無垢材や塗り壁は経年変化も楽しむ

無垢の床や塗り壁、木の建具は、年月とともに色合いや風合いが変化していきます。新築時の状態がゴールではなく、暮らしながら育っていく素材だと捉えると、選び方の基準も変わってきます。傷や日焼けを味として受け入れられるかどうかは、ライフスタイルとも相談しながら決めると後悔が少なくなります。仕上がりの方向性は外観とも揃えたいため、外観デザインの記事とあわせて全体像を描くと一貫性が出ます。

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まとめ

  • 家全体で軸となるテイストを一つ決めてから細部を足す
  • 配色は面積の大きい順に決め、色数は三色まで、木色はトーンを寄せる
  • アクセントクロスは一室一面、視線が集まる場所に限定する
  • 照明は多灯分散と間接照明、色温度をそろえることで質が上がる
  • 巾木や収納、建具の選び方で生活感を抑え、間取りと一体で考える
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